2015年09月30日

広がる企業の更年期対策

広がる企業の更年期対策

★講習会開催、相談窓口も

企業が女性の更年期障害に関する講習会を開く動きが広がっている。避けられがちだったテーマだが、政府が女性の登用推進を掲げていることもあり、正確な知識を得て適切な対策を取ることが求められている。男女雇用均等法成立から30年、当時就職した女性たちが更年期を迎えていることも背景。専用サイトで情報や意見を交換する場も次々とできている。
 ★女性8割「仕事に支障」
 「女性は30代後半から徐々に女性ホルモンの分泌が少なくなり、多くの人が50歳前後で閉経を迎えます。体を守る作用がある女性ホルモンが減ることで、疲労感などの諸症状が表れ、日常生活に支障があるものを『更年期障害』と呼びます」
 7月下旬、IT大手サイバーエージェントの会議室で、医師や管理栄養士らで構成する「ホルモンケア推進プロジェクト」による講習会が開かれ、同社の女性社員約60人が参加した。
 講習会では、医師らが症状を和らげるために、女性ホルモンと似た働きをする大豆由来の成分「エクオール」が有効だと説明し、症状がひどい場合には婦人科に相談するよう勧めた。女性社員(31)は「長く働きたいと思っているので、更年期障害のことは不安だった。対処法が分かり不安が和らいだ」と話す。

★昇任にも影響
 同プロジェクトが昨年12月にインターネットで35〜59歳の女性を対象に行った調査では、更年期障害により集中力が低下するなど、仕事に何らかの支障があると感じている人は、回答した416人の約8割を占めた。昇任への影響については、「辞退した」または「辞退しようと考えた」人が、打診されたことがある52人中35人いた。
資生堂は2007年から、本社や全国の事業所、工場で、女性を対象にした更年期障害に関する講座を実施。ヤフーも昨年、「女性の健康支援プロジェクト」を発足させ、社員アンケートで最も関心が高かった更年期障害について、ことし3月に講習会を開催。女性社員のチームが日常的な相談にも応じている。西知之健康推進センター室長は「男性上司の理解が進むような取り組みも考えたい」と話す。

★男性上司の理解不可欠

 同プロジェクトの調査では、職場の女性が更年期障害などに悩んでいると認識している男性は8.5%。女性活躍には男性の理解が欠かせないことも浮き彫りになった。

 ★専用サイト開設

 7月に東京で開かれた「国際女性ビジネス会議」では、「キャリアと出産、更年期」と題した分科会が設けられ、女性約300人が参加。札幌市の社会福祉士(57)は「数年前に急激な火照りに悩まされ、周囲に相談できる人がいなかった。後輩のために本気で勉強したい」と話す。

 大豆由来の成分が入ったサプリメントを子会社で販売するキッコーマンは昨年から、40代以降の女性を応援する「輝きプロジェクト」の情報サイトで更年期の基礎知識や体験談を紹介している。担当者は「日本では更年期について語ることが控えられていて、情報が不足していた」と指摘する。

 更年期障害の症状を和らげる効能をうたう薬「命の母A」を販売する小林製薬も6月にサイト「みんなの更年期コミュニティ」を開設。自由に意見交換や相談ができる場を提供し、会員は8千人を超えた。

以上は、私が購読している神戸新聞2015年9月30日(水)夕刊3ページからの引用でした

色々と考えさせられる内容ですね。
posted by TKGB at 22:28| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月27日

マイナンバー、夜の街は恐々 ホステス「副業ばれる」


マイナンバー、夜の街は恐々 ホステス「副業ばれる」

朝日新聞デジタル 9月27日(日)15時1分配信





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マイナンバー、夜の街は恐々 ホステス「副業ばれる」


マイナンバーの対策セミナーに多くの経営者らが参加した=18日、大阪市中央区、西村圭史撮影


 お年寄りから赤ちゃんまで、国民全員を12ケタの番号で管理する「マイナンバー」の通知が10月から始まり、来年1月から国や地方自治体が持つ個人情報が番号で結びつくようになる。企業向けの研修が連日大盛況になるなど、社員のナンバーを管理することになる経営者たちは準備に躍起だ。夜の繁華街などにも影響は広がっている。

【写真】マイナンバーの対策セミナーには多くの経営者らが参加した=18日、大阪市中央区、西村圭史撮影


 京都・祇園のクラブの男性経営者は「昼間の仕事をしながらうちのクラブでバイトをしている女性たちが『副業がばれてしまう』とみんな戦々恐々としている」と打ち明ける。

 クラブの経営者がホステスに報酬を支払う場合、報酬から一定割合を所得税として天引きする「源泉徴収」が義務付けられている。ホステスの側は天引き後の報酬から衣装代などの必要経費を差し引いた所得を計算して確定申告する。

 ただ、大阪・北新地で20年以上クラブを経営する女性は「職場に夜の副業がばれるなどの理由でまともに確定申告している人は珍しい」と打ち明ける。店側も実在しない女性の名前で源泉徴収するなどホステスの所得がわからないよう配慮することが少なくないという。

 2017年1月から「源泉徴収票」へのマイナンバーの記入が必要となる(中途退職者は16年1月から)。繁華街の事情に詳しい国税局OBの税理士は「国税局などが報酬を得ているのに確定申告をしていないホステスを把握しやすくなる。一方、そもそも源泉徴収をしないなど違法なクラブが増える可能性がある」と指摘する。

 商機ととらえる業界も。

 富士通総研によると、制度の対策にかかる初期投資の市場規模は約1兆円にのぼるとみられるという。

 電機大手の「日立製作所」(東京)では10月からマイナンバーの収集から管理まで代行するサービスを始める。18年度末までに約195億円の販売目標を掲げる。「情報が漏れると罰則があることもあり、自社での管理のセキュリティーを気にして選んでもらえている」と担当者。

 マイナンバーを記載した書類は所管法令に基づく保存期間が過ぎれば速やかに廃棄しなければならない。大阪市のオフィス機器販売会社「日本機器」ではシュレッダーの注文が7月ごろから急増して普段の倍以上に。8月にはメーカーの生産が追いつかず品切れになり、予約待ち状態だ。

 一方、大阪府箕面市の武田恭子・社会保険労務士は「破格に高い金額のシステムの営業を受けたという相談もある。専門家に相談したり、同業者で情報交換したりして判断してほしい」と注意を呼びかけている。(西村圭史、坂本泰紀)
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朝日新聞社

以上は、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150927-00000022-asahi-soci
からの引用です。

色々と難しいことがあるのですね。
posted by TKGB at 21:54| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月09日

聴覚障害者はマナーができない?研修でショックを受けた話

聴覚障害者はマナーができない?研修でショックを受けた話

2015年01月29日
スタッフブログ
岸田 奈美
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前書き


こんにちは!ミライロの岸田奈美です。
普段は広報担当をしていますが、講師として研修にも伺っています。

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こんな感じですね。

いつも自分が撮影する側なので、セルフタイマーで撮影したら小さくて見えません。



最近は、企業で働く障害者に向けて、
「ビジネスマナーや働き方」を話す機会が増えてきました。

障害者雇用が進んでいる証拠ですね。嬉しく思います。



今日は、1年程前に私が聴覚障害者にビジネスマナーを教えたとき、
経験したショックな出来事についてお話します。

現在は、この経験を元に、改良して講義に臨んでいます。
最近も講義をさせて頂きましたが、
講義を重ねる度に、改善点や新たな発見も見つかります。



聴覚障害者への研修を頼まれた!


「聴覚障害のある方が、中々ビジネスマナーを身につけてくれなくて…」

企業の人事担当の方から、困った様子でSOSを頂きました。
詳しく聞くと、そこで働く聴覚障害者はこんなことが苦手なようです。


 ● あいさつの仕方がわからない
 ● メールや手紙の文章がおかしい
 ● 上司やお客様に敬語が使えない
 ● 報・連・相ができない


どれも基本的なビジネスマナーですね。

「わかりやすい資料も配って、何度か教えているのですが…」と困り果てる担当者。

ならば、研修会という生の現場で、わかりやすく実演しましょう!

こういうわけで、私は聴覚障害者向けマナー研修会を引き受けました。

これまで、聴覚障害のある方には何度か弊社のイベント(ユニバーサルマナー検定)にも
足を運んで下さっていますし、アルバイトに来てもらったこともあります。

皆さん、マナーができていたので、きっとわかりやすく説明すれば大丈夫だろう……
と、その時の私は軽く考えていたのです。これが大きな間違いでした。


「ゲーム」「遅刻」「確認する」が伝わらない


当日、私はマイクを使って話し、手話通訳も頼んで研修に臨みました。
そして、講義をわかりやすくするためのスライドも使いました。
こんなスライドです。

スライド1 スライド2

開始早々、驚きました。講義が、30秒に1回は中断するんです。
それも、受講者から質問があるというわけでもなく。
完全に受講者の鉛筆を持つ手が止まるんです。



手話通訳者の方と協力して、受講者に聞いてみると、
「ゲームって、なんですか?」「遅刻って、遅れる、とは違うんですか?」
「カクニンって、どういう行為ですか?」

など、説明の意味がそもそも伝わっていないという状態。

驚きました。

当日受講してくれたのは、20〜50代の幅広い年齢層の方々。
自分が当たり前に使っていた言葉が、まったく伝わらない。

私は焦り、わからない言葉を一つ一つ確認して、噛み砕いて説明を続けました。
普段より何倍も時間がかかってしまいましたが、なんとか終えることができました。

それから、聴覚障害のある方や、人事担当の方とお話をして、
色々な事情がわかってきました。



「聴覚障害者はビジネスマナーができない」のか?


答えは「NO」です。

それなら、本人に学ぶ姿勢が無いのか?それも、「NO」です。

人によっては、極端にマナーを学ぶ環境が整っていないのです。
「文化的価値観」の違いもあります。
生まれつき障害のある方と、後天性の障害のある方では特に違いがあります。

私たちは、生活や仕事に関する情報の多くを、目と耳で得ています。

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文字を目で追っているつもりでも、私たちは無意識に頭で音読しています。
音が鳴れば、「何の音だろう?」と調べて、物の名前を知ります。
テレビから流れてくる音声にも、たくさんの情報が含まれています。

でも、「聞こえない」「聞こえづらい」聴覚障害者は、受取れる情報が少ない。
知っている単語も少なくなるし、マナーに触れる機会も少ない。
音は、雰囲気や微妙なニュアンスを伝えることもあります。
シーンとしていると、気まずかったり、緊張感があったり。
それがわからずに、いわゆる「空気が読めず」困ることもあるそうです。

中には、自分で勉強したり、進学して、交流の中でものすごい努力をして、
学んでいく聴覚障害者もたくさんいます。

けれど、受取れる情報が少ないからこそ、わからないことが多く、
社会についていけずに悩んでいる方も少なくありません。



「わからない」を「わからない」と言うこと


人事担当者が何度説明しても、身につかない理由がわかりました。
説明を聞いてもわからなかった時、「わかりません」と
言える聴覚障害者がとても少なかったのです。

それにも色々な理由がありました。



● 「わかりましたか?」と言われていることに気づかない
● 意思表示の方法がわからない Ex. 首振り、首かしげなど
● 聞き返すタイミングがわからず、話が終わってしまった



わかったフリをしているわけではなくて、
わからない時にどうすれば良いのかが「わからない」ということです。



メールが書けない、敬語がわからない時の対応


スライド1
このような文章のミスをしてしまう人がいました。

メールの書き方、敬語の使い方は、わかりやすい本や記事が多く出ています。
でもそれはあくまで、「聞こえる人の文化」を元にして書かれたもの。

例えば、手話には複雑な敬語表現がありません。
「です・ます」「申し上げる」などはありますが、音声言語よりも少なく、
また使っている人も少ないので、敬語に馴染みが無い方も多いです。

二重否定などの複雑な表現も、伝わりづらいです。
「その予定がないわけではありません」などがそうです。

手話の文法も音声言語とは違うため、言葉の並びも変わります。

この場合、「敬語を正しく使いましょう」などと教えるのではなくて、
「メールで何を伝えたいのか」「難しいところは箇条書きに」など、
苦手な人もメールを理解しやすい工夫から知ってもらうべきだと思います。



お互いに信頼関係を築くことが大事ビジネスマナーの定着以上に、驚いたことがありました。
受講者に、その場で簡単なヒアリングをした結果です。



● 職場で悪口を言われている気がする…4人/5人中

● あからさまに無視をされたことがある…5人/5人中

● 筆談や説明を嫌がられたことがある…3人/5人中

名称未設定
(高齢・障害・求職者雇用支援機構発行 障害者雇用マニュアル コミック版3より)
例えば、職場の仲間の会話に入れないと、コミュニケーションが取れないだけではなく、
「もしかして嫌われているのでは…」と思ってしまうそうです。

「面倒だから筆談もしたくない」と嫌な顔をされることも多いとか。

そんな経験が積み重なると、人と話すことすら嫌になってしまいます。
結果的に仕事のことが聞けないなんてこともしばしばでしょう。

でも、丁寧に対応をしてくれたり、気持ちをわかってくれる人がいれば、
気持ちは格段に楽になると言う方が多かったです。

コミュニケーションが取りづらいからこそ、関わりを大切に、
わからないことはわからないと言える信頼関係を築くこと
「ビジネスマナー」の習得の近道だと感じました。



最後に


文中でも述べましたが、全員がこのような状態であるわけではなく、
あくまでも個人の環境の違いによって課題があるということです。

このような衝撃の経験をして、
わかりやすい障害者向けの研修を進めています。
色々な研修をさせてもらう中で、確信したことがあります。
それは、健聴者・聴覚障害者が、お互いに歩みよること。努力すること。

研修をどちらか一方だけが受けても、意味がありません。

なぜ、健聴者は聴覚障害者とコミュニケーションが取れないのか。

それは、どうすれば良いか「わからない」だけ。
聞こえない=どういうことなのか「わからない」だけ。
わからないが生み出している負のループが、この社会に生まれています。

健聴者は「わかりやすく伝える工夫」と「信頼関係の構築」が大切です。

聴覚障害者も勇気を持って「自分の状態を伝える」姿勢が大切です。

これを読んで下さった、聴覚障害のある方は、どうすればコミュニケーションがとりやすく、何に困っているのかを、ぜひ教えてあげて下さい。

わからない、が、わかるに変わるだけで、解消されることは沢山あります。

わかるに変えるためには、まず「伝える」ことから。

以上は、http://www.mirairo.co.jp/archives/5184
からの引用です。

私が普段接している聴覚障害者についての実体験を語ってくれています。



posted by TKGB at 21:58| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月03日

<マイナンバー>適用拡大 金融資産監視強化 改正法成立


<マイナンバー>適用拡大 金融資産監視強化 改正法成立

毎日新聞 9月3日(木)21時31分配信





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<マイナンバー>適用拡大 金融資産監視強化 改正法成立


マイナンバーの導入日程


 10月から国民全員に通知されるマイナンバーを、2018年から任意で預金口座にも適用する改正マイナンバー法が3日の衆院本会議で成立し、マイナンバーの活用範囲が現在決まっている制度より広がり、国による金融資産の監視体制が強化されることになった。一体で審議された改正個人情報保護法も成立。企業が持つ膨大な個人情報「ビッグデータ」が活用しやすくなる。行政の効率化や利便性向上が期待される一方、個人情報の管理が課題となる。

【便利さばかり強調するけど…】危険が潜む、マイナンバー

 マイナンバー制度が来年1月にスタートすれば、行政機関は、自治体や税務署などに分散している所得や年金、社会保険などの個人情報を、国民一人一人に割り振った12ケタの番号を使って照会しやすくなる。行政手続きを効率化したり、脱税などの不正行為を防いだりする効果が期待される。

 13年に成立したマイナンバー法は、来年1月から税金、社会保障、災害関連の3分野の行政手続きに利用すると決めていた。政府は、10月5日時点の住民票の住所に、番号を記載した書類を郵送。来年1月からは、住んでいる自治体に申請すれば、マイナンバーや顔写真などが記載された個人番号カードを受け取り、公的な身分証明書として使える。年金の受け取りや、自治体によってはコンビニエンスストアでの住民票取得などにも使える。

 改正法の成立により、金融機関は18年1月から、預金者の同意があれば、口座番号とマイナンバーを結びつける「ひも付け」ができる。これにより、政府は個人の所得だけでなく、預金などの金融資産情報を管理することになる。複数の口座を持つ人の預金残高を把握し、お金の流れが詳細に分かれば、脱税や年金の不正受給を防げる。

 来年1月からは、特定健診(メタボ健診)の履歴、17年からは予防接種の履歴にもマイナンバーを結びつけ、引っ越しや転職をしても別の自治体や企業に情報を引き継ぎやすくする。健康に関わる情報を管理することで、生活習慣病の予防や、医療費の無駄づかいを防ぐ効果などを期待する。

 政府はマイナンバーの利用範囲のさらなる拡大を目指している。IT総合戦略本部の分科会が昨年5月に発表した中間とりまとめでは、戸籍事務、パスポート申請、医療・介護・健康情報の管理、自動車登録の各分野を挙げた。今年6月に改定した成長戦略でも、17年度以降、個人番号カードをキャッシュカードやクレジットカードとして利用できるよう検討する方針が明記された。

 ただ、金融資産や健康に関わる情報を国が管理することに不安を感じる国民は多そうだ。所得や資産がより詳細に把握され、富裕層を中心に納める税金が増える可能性もある。利用範囲の拡大に伴い、個人のマイナンバーを保有する事業者が増えれば、情報流出の可能性が高まるとの懸念も根強い。【朝日弘行】

以上は、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150903-00000078-mai-bus_all
からの引用です。色々と考えさせられる内容ですね。
posted by TKGB at 23:12| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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